アンニョン、あさみです。
韓国で、iKONというめっちゃ人気グループの出待ちをしてみた時の話です。
なお、今ではK-POPにも出待ちNGの風潮があるけど、当時は結構当たり前で、特にYGぐらい世界人気の事務所になるともはや各拠点が観光名所みたいになってます。
色んな人種のオタクが家族旅行で来たりするの。ちなみに私は出待ちでフィリピン人、フランス人とカザフスタン人と友達になったことがある。
で、図らずもYGという大手事務所ののトレーニングセンターの前を通ったらたくさんの出待ちっ子たちがいたので、私も記念にと少し出待ちをしてみました。
(あわよくば当時練習生だったジョンウに会えればと。てか完全に求むジョンウだったwww)
軽い気持ちでやっていたら、軽い気持ちゆえか、本家カリスマK-POPアイドル・iKONのドンちゃんが出てきて私とぶつかり、イェダムとハンビンまで出てくるという神体験をすることになりました。(土下座大感謝)(私はこういう引きがまじでめっちゃ強い)
どうやらライブ前夜で0時ちかくまで練習していたみたい。
(私もiKONのライブ普通に行くファンのひとりだった)
でも、その時私は全然離れたところ(しかも邪魔にならないよう道の端っこ)にいたからむしろマネージャーとドンちゃんが私のいたところにツッコんできたって話なんですけどね。
だって私の方がちょっと「なにこいつら」て思ったもん。
それくらい彼らからすると出待ちオタクを避けた不自然なルートだったってことですけど、まさかのファンである私がぶつかられたのは奇跡。
そういうわけで、私はそれが推し達だと気付かないでいたのですが(バカやろ)、そのぶつかった奴を追いかけ手紙を渡した子たちがいたので聞いてみたらiKON達だったというわけです。(推しなら気付けよ)
ついでにその超若いコニギ(iKONファンの名称)の女の子達に話を聞いてみました。
(私30代1人に対し、10代~20代前半であろう女子たち6人くらいというカオスな出会い)
ここからは、彼女たちから韓国のコニギ事情について色々教えてもらい、そのついでにコニギ体験もしてきた話です↓
(最終的に6人のお嬢さん達とワチャワチャしたのだが、彼女たちのようなド派手な見た目の集団に、私のようなアラサーオタクが1人で話しかけに行くのちょっとキツイなって最初チキったけど話してみたらいい子達だった。長くお相手してくれてありがとう。そしてコミュ障のくせに渡韓した時の私の鉄の心臓たるや。オタ活は本当人格変えるよな本当楽しい)
まず、出待ちオタク集団には本国ペンの「ヌシ(主)」がいる。
(ペン=韓国語でファンの意味です。)
その仲良くなったペンちゃん達が教えてくれたのはドンちゃんペンの主の話だったが、
出待ちではヌシのお許しなしに勝手なことをしてはならぬそうだ。
ヌシは建物入口ドアすぐのところに座ってらっしゃる。
でも、その時他のオタクがお手紙渡しても怒ったりはしてなかった。
もうそこまでの話を聞いても面白すぎてコーフンした私の声がつい大きくなってしまったのだが、そうするとみんな「シーッ!」ってしてくるので
ヌシに聞かれちゃマズイのかうるさくしちゃマズイのか??
コソコソと主の目を盗んで会話を続ける。
でも、そのヌシはドンちゃんに嫌われてるらしい。
そりゃそうやろwww、って思いつつそれでもドンちゃんに認識されてるって意味では幸せなのか?(いやちがう?)
っていうのっけからびっくりワロタのカオス世界。
ちなみに、トレーニングセンターは、向かい合って透明な出入口が2か所あるので、どっちから出てくるかわからないので、出待ち勢は両方にいるのだが、
そのドンヌシは扉にピッタリくっついて座っているので、アイドルが出てきたら開けらんないじゃん!てか逆にこっち来ないだろ!?ってすごい不思議だったな。
メンヘラの行動理解不能。
で、しばらく話してたけど、可愛いお嬢さんたちに色々教えてもらったし、出待ちを十分堪能したし、最後記念に裏のほうにも回って少し「ここでWINもミクナも番組撮影したんだよな~」て耽って帰ろうとしたんです。
そしたらその反対側には、全身黒(Kポらしいあのやつね)に超ド派手なメイク(涙袋がラメってました)と性格キツそうな顔つきの2人組がいて、ソッコー囲まれました。
(ヌシは普通の格好の普通の女の子だった。裏にはギャルがいた。iKONのファン層の乱れ具合さすがです)
なんか言われたので「おんりーじゃぱにーず」って言って「わかんない、わかんない」って言ってたんだけど、ついにLINEで翻訳した文章を見せられる。
「だれのファンですか」
(→以下私も英語で口頭回答したり入力で返事したりします)
「だれでもないよ」
「じゃあなんでここにいますか」
「K-POPは全部好きだから」とか「sightseeingだよ」とか
でも、「観光」が伝わらないのかこのワード言うと「はあ!?アウチ!」みたいな反応。それがおもしろくて何度もsightseeingて言う私(性格悪い)
そのあとも誰ペンなんだってめっちゃ聞いてくるから
一回「Shinee」って打ったら
「ここはSMではありません、YGです。行ってください」
って返ってきた(爆笑)
わかってるわー!観光って言っとるだろ!出待ちじゃねーんだってばよ!
出待ちしたとて、ジョンウだわ!!
そして「行ってください」を打たれるたび「WHY?」って聞いてみました。
まあ答えませんよね。(てか答えなんか存在しねーだろうよ)
彼女達の訴えに「WHY?」ってさわやかに5回は言ったわ。
まあそんな感じでずっと微妙にスルーした答えしてたんだけど、ラメ女はちょっとイライラしてたかもだけど、携帯持ってる方は淡々と翻訳機を打ち続けるかんじでした。
とにかくしつこーーい!!!!すげーな!お前ら!ちょっと感心した!
というか、他の人はそんな理不尽な訴えにすぐしっぽまくわけ??知りたい!!知りたいよ、その文化!!!!(好奇心)
あとは、まあ言うても相手は私からみたら子供なんですよね。
(10代後半~20代前半くらい?私はアラサー)
大人は子供がやる筋の通らないことは怖くないんだなぁ~って自分が大人であることを再認識しました。(そこでかよ)
怖くもなかったし、多分私が若い女の子やギャルが無条件に好きっていう変態性(?)もあって、むしろ楽しくコーフン気味だったので、多分永遠にやりとりできそうだったけど寒いし(韓国の冬は日本の比ではない)明日もあるからと思って「OKOK~」って言って帰りました。
それで彼女たちは目的達成なのだろうか?
もうレア体験すぎておもしろがって暴走してしまった。(私の悪いクセ)
最後、色々教えてくれた可愛いコニギちゃん達に
「洗礼受けてきたワ~!帰るね~!」ってデカい声で手振りながら挨拶してたら
またまた「シーーーーッ!!!!」ってやられた!!
カワイイなあ。何になるんだよ、そのルールと慎ましさwww
異国で体験する異様なオタク文化がおもしろ過ぎてめっちゃテンションがアガってしまいました。
しかしコニギは大変だな。
超人気があるグループ追ってるとこんな神経戦まであるのか…
でも、私のような営業職やらマーケティングやら企業姿勢ありきで社会人やってきた者からするとYG事務所は社会通念的にこいつらほっといていいのかよってすぐ考えちゃいました。
オタクの時間でもそんなこと思ったつまんない自分、ヤダね。
でも、私ビジネスの観点でK-POP文化考えるのも好きで。(ウザいよね)
オタクだけどまじめなんですよ。勉強好きなの。
でも、そもそもマスターが野放しだしそこも日本とは違うんでしょうけど。
なにはともあれ、やっぱり日本じゃなくて本国や海外でKオタするのはおもしろい。
もちろんライブは超最高だし、こんな経験もおもしろすぎてやっぱり海外飛ぶのはやめられないです。
あ!あと、帰ってから、彼女たちの「誰のファン?」に対して、
SHINeeじゃなくて「ヤンヒョンソク!(YGの名物社長)」て答えればよかったァーー!失敗したァー!って思いました。
また会えたらヌシや強火オタクに会いたいなぁ。
そして!この出来事から1、2年後?、またフラッと別グルのソウルコンで韓国に行った帰り、なんと私と同じ飛行機の便にiKONちゃん達が乗ってきて、飛行機降りてから出国検査まで数分間ずーーーっと彼らの後ろ歩いた経験までしてしまいました。
ご縁があるな…iKONさん達。
ちなみにジナン君とハンビンが私の1mまじで目と鼻の先を歩いてらしたのですが、ジナン君はマジでアイドルで髪の毛サラサラでフェイスライン神ってて、脚細くて美しかった。アレ、同じ人間なん?
そして全然警戒されないワシは、気付いたら、2人以外のメンバー→ワシ→ジナン君、ハンビン→マネさんっていう順番になってて、ワシ、iKONの第8番目のメンバーになるっていう体験までしてしまいました。
一緒についていきたかったけど、途中から日本人と外国人でレーンが分かれてしまったので泣く泣くお別れしました。
私を全然怪しまなかったマネさん、ありがとな。
おわり。