君が笑うと泣きたくなる~推しは推せる時に推せ~

K-POPをはじめとする韓国の音楽シーンを愛してやまない通りすがりのオタクがなんとなく話したいこと色々。

NU’ESTがくれた永遠の輝き―10年目の解散を受けて―

 

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今日、1組のK-POPアイドルグループが解散をする。

彼らのグループ名は「NU’EST」(ニューイースト)。

 

昨今のBTS旋風でK-POPが好きという人は増えたが、日本で彼らの名前を知っている人はK-POPファンであっても一部かもしれない。

 

しかし、彼らはK-POPにおいて唯一無二のストーリーを描き、大きな爪痕を残したグループなのである。


そんなNU’ESTの解散を受けて改めてK-POPアイドルを推すことについて考えた

 

*********

 

彼らは2012年デビュー。K-POPで鬼門と言われる7年目の契約更新の壁を乗り越え、今年10年目にしてピリオドを迎える。

 

彼らが陽の目を見るまでにかかった時間は7年。

 

これは歴代最長と言われている。

 

転機となったのはデビュー6年目の2017年。

グループの再起をかけ、100人の中から11名がデビューを勝ち取るオーディション番組「プロデュース101シーズン2」にアロンを除く4人で出演し、期間限定グループWanna One(ワナワン)としての再デビューを目指した。

 

本人達にとっては最後のチャンスだったこの番組を通じて、彼らを知った人は多かったと思う。

 

そして、当初デビュー済アイドルの挑戦は非難を浴びた。

「スタートラインが違う」
「すでにファンがいるアイドルの挑戦は不平等」
「売名行為ではないか」

彼ら自身も、バッシング、共演する95人の後輩達からの視線、それを心配し恐れていたとインタビューで語っている。

 

実際に、(ルール上問題はないが番組コンセプトのイメージからも)その心配は当たってしまい、番組前半は目を覆いたくなるような展開が彼らを襲う。

 

しかし、結果的に4人の人柄を含む魅力は番組内で視聴者から大きく支持を得て、全メンバーが好成績と人気を得た。また、彼らの活躍は、その後の「サバイバル番組=陽の目を見ないアイドルの再デビューのチャンスにもなる」という基盤を作り上げていった。

 

放送後は、見事ワナワンメンバーに選ばれ再デビューを果たしたミニョンはもちろん、残った4人が期間限定でNU'EST W (Wは“ミニョンを待つ”のWをつけ足している) を名乗り活動。発表した楽曲は全て絶大な人気を集めた。

彼らは2つのルートで華々しくリスタートできたのである。

※↓詳細はKstyleさんが最近記事出してたので貼っときます※

news.kstyle.com

 

ワナワン解散後は、ミニョンがNU’ESTへ戻り完全体となり、美しい楽曲とビジュアル、5人の人柄、それまで知られていなかった圧倒的かつ唯一無二の作曲能力で、NU’ESTはナムドルながら安定した音源成績で人気グループとして君臨することになる。 

 


www.youtube.com

※このBETBETのMV。曲が終わった後に、長い時間(ワナワンの活動)から目覚めたミニョンが4人のもとへ戻っていくというストーリーがバカエモい映像で表現されています。ぜひ見てください。

 

だが、彼らの歴史はほとんどが暗黒時代だ。

陽の目を見ぬまま活動を続ける中、小さな事務所の後輩『SEVENTEEN』は、瞬く間にスターダムへと昇りつめていった。

大きな体に男らしさがウリのベクホは、「プロデュース101シーズン2」参加時のインタビューで「SEVENTEENみたいになりたい」と辛そうに小さな声で呟いた。

 

一方で、苦労続きの彼らは言った。
"無名時期""暗い時期"と言われたその時間さえ『5人で悲しめることすら幸せだ』と。

 

それは長い下積みと苦しい経験が自然とそうさせたのか、彼らは人気を得たあとも、小さな幸せを見つけるのが得意だったことは確かだ。

 

例えば番組の企画であっても、一緒に過ごせること、一緒に同じ景色を見れること、誰もいない路地裏をフラフラと歩く時間さえ5人なら幸せだとにこやかに呟く。

 

全員が驚くほど穏やかな性格だった。

 

事実として、JRはプデュがサバイバル番組でありながらその利他の精神と聖人ぶりで番組では長く国民投票1位の練習生に君臨した。

ベクホはいかつい見た目とは違い、プデュ出演に際し「誰かと争おうと思ったことがないんです。」といって涙ぐんでいだ。

 

ミニョンも美麗でクールなビジュアルに反して、控えめで真面目で礼儀正しい青年。
アロンはLA育ちの秀才で、気立てがよく優しくスマート。
レンも愛らしいキャラだが穏やかな性格で知られている。

 

私が知る限りだが、彼らほど仲の良さがあたたかく、大らかで平和なグループはいない。そんなメンバー達が集まったからこそ、手を取り合い、長い苦難の時間を乗り越えられたのかもしれない。

 

そして、米国国籍のアーロン(28歳)を除けば4人はまだ26歳。

 

プデュ出演という茨の道を経て手にした人気から、今では韓国で活動継続の砦となる音源の実績も残しており、作詞作曲もこなす彼らの曲は似たような音楽が溢れるK-POP界でも唯一無二の彩を持っている。

 

なお、私は彼らに魅力され、バンコクまでステージを見にいったことがあるのだが、

4組の男性グループによる合同コンサートで彼らが受ける声援は桁違いだったし、ステージでの姿は堂々としておりどのグループよりも圧巻で輝きを放っていた。

 

プデュ、ワナワンの活動を経てイロモノではなく彼らがすでに世界的スターダムを駆け上がったことを証明するには十分な空気がそこにはあった。

 

このように、年齢的にも実績でも、多方面で考えてもまだまだ第一線で活躍できるグループであることは間違いないのだ。

 

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さらに言うと、彼らの事務所はBTS有する大手HYBEに吸収合併した。

K-POP活動において大きな力となる事務所のバックアップも手に入れた。

 

飛ぶ鳥を落とす勢いの今、それでも解散する理由は何だろうか。

 

ここからは私の推測でしかないのだが、

 

彼らは16(18)歳の若さでデビューしている。

売れない時期が長かったとはいえ、日本活動期間も長く日本語や英語も堪能、日本でドラマも制作したりと、デビューからの活動を振り返っただけでも彼らがアイドル活動のために費やした時間と努力は膨大だろう。

 

K-POPに限らず10代半ばで芸能界に入るということは、練習時代も含めると自分が何者で何ができるのか自我を確立する前から世間に評価され批判される世界で生きてきたということ。

 

彼らも私たちと同じように人生の歩みの中で、少年から青年期を経て、自分のアイデンティティと未来像に向き合うはず。

 

そんな中で、自分という人間の価値を総体的に見るチャンスを得ずにアイドルだけをしてきたのであれば、逆にデビューが早いほど、無限の未来が待つ青年たちが違う道を模索するのは当然のことではないか。

 

 

 

私は少し前まで、短命と言われるK-POPであっても、若くデビューすればその分兵役までの時間があるわけだし、より長く活動できるものだと思っていた。

 

昨今の新人たちを見ても、業界全体にその流れがあることは否めない。

 

しかし今回のNU’ESTの解散で、きっとそれは違うのだと気付かされた。

 

彼らを彼らの人生グラフの視点から見れば、あの国で10年アイドルをやったことは次のステップを考えるには十分なキャリアなのかもしれない。

 

 

さらに、K-POPアイドルにとって一番の問題「契約」も大きく関わっていると思われる。

 

K-POP界はデビュー年齢の低年齢化が爆進中だ。

コロナ前、01、02lineに驚愕していたが、今や04、05lineメンバーも主流になりつつある。


その背景には、BTSの活躍とサバイバル番組のさらなる台頭、コロナ禍を経てK-POPの世界人気が全体的に加速したことがあると思われるが、

 

その人気に乗じてか、これまでいくらグループが育っても兵役で遮断されてしまってきた人気基盤をデビューを早めることで少しでも長く収益化しようという各事務所の戦略が大いに見え隠れする。

 

兵役がネックとなってきた韓国のアイドル産業にとっては、とって然るべき戦略であろう。

 

しかし、前述の通り、人の心はそうシンプルではない。

 

憧れのアイドルという職業になったとしても、人が成長や経験の過程で、自分のアイデンティティと未来像に向き合わないということは絶対にないのだ。

 

我々に置き換えてみれば、入社の際に「どんなに辛くても嫌な仕事でも7年間は辞められません。辞めたら莫大な違約金を支払ってもらいます。」

 

と突き付けられたらどうだろうか。そんな会社には恐ろしくて入れないし、生きていること自体に疑問を持って病んでしまう気しかしない。

 

また、韓国特有のプライドの問題もあると思う。(一度スターになった後に一般人として生きるのは日本よりも辛い道だろうとは想像がつく。今の韓国の就職・就労環境を考えたら、足場を失えば収入ゼロにもなりかねない若い芸能人が数年に及ぶ年数縛りの契約に慎重になるのは理解できる。)

 

アイドルの将来像が日本よりも遥かに不確かな韓国で、将来を見据えて必要なタイミングで軌道修正するのは当たり前のことなのかもしれない。

 

 

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NU’ESTは10年のキャリアだが、年齢的にはまだ十分若い。

 

しかも、唯一無二のストーリーでK-POPアイドルの生きる道を示してくれたただ一つのグループだ。

 

そんなNU’ESTだからこそ、今回彼らが選んだ選択は、K-POP界が単純に早いうちからデビューさせればいいというわけではないこと、今のしくみではそう簡単にいく話ではないことを逆に知らしめたように思う。

 

*********

 

突然だが、私はK-POPアイドルがどうしようもないくらい好きである。

 

16年前、この世界を知ってから、私の人生は素晴らしいものに大きく変わった。

そして、アイドル達が思うままにステージに立ち、長い下積みの努力がステージで輝きとなって報われててほしいとどのグループに対しても、いつも心から願ってきた。

 

そして当たり前のように、ファン達の安心する姿と活動で、ずっと同じようにステージやイベントで会えることを望んでもいた。

 

しかし、いつの頃からかそれに「永遠」という言葉を付けるのは憚れるようになっていた。

 

日本とは違うシステムや競争、借金にセカンドキャリアの難しさなど、ある程度売れっ子だったとしても長くK-POPアイドルでいることは難しい。

 

そして私自身も、彼・彼女らと幾度も別れを経験した。

 

そのたび胸を痛めてきたのは間違いないが、今はその衝撃にだいぶ慣れてしまったうえ、たくさんのケースを見てきた。

 

にも関わらず、一方で彼らにとって韓国という国でずっとアイドルでいることが幸せなのかは16年K-POPを追い続けてきてもなお、わからない。

当然、彼らの本音を私には知る由もないし、また事務所や本人が積極的にそれを語ることもない。

 

だから、突然の脱退や解散に直面するたびに、なんとなく理解できるようで、実際は日本人の私ではわからない特有の何かが多々あるのだろうと、毎回言い聞かせることしかできなかった。

 

ただ、私が日本のファンである限り、彼らは似ているようで全く文化の異なる「私たちとは違う国でアイドルと言う職業を選んだ人たち」ということを忘れてはならないんだなということが毎回胸に突き刺さる。

 

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K-POPアイドルは儚い。

 

その儚さゆえ人々が熱狂するのもまた事実だが、

何よりも彼らは長い間鍛錬を重ね、世界でも類を見ない高度なパフォーマンスを私たちに見せてくれる。

 

その刹那の美しさに魅せられたいがために、世界中のファンがあの小さな国まで彼らのステージを追い求めて集まってくる。

そして磨きがかかった完成度の高いパフォーマンスは、私達の脳裏に一瞬にして焼きつく。

 

花火のごとく、うたかたのごとく、陽炎のごとく。

 

その煌めきだけを私たちの心に残して。

 

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脱退や解散があれば、私たちは悲しむが、彼らの選択を責めてはいけないのだと思う。

 

彼らは、幼い頃から十分すぎる努力と膨大な時間をかけ、私たちに夢のような時間をプレゼントしてくれた。

 

だから本来は、彼らがアイドルという職業を駆け抜け、走り切ったと感じたその終わりの時を私たちは拍手で共に喜ぶべきなんだ。

 

 

拍手のあとはとてつもない寂しさに襲われてしまうだろう。

 

その時間は長くて辛いこともあるし、愛が大きいあまり、別れから立ち直れないまま、推しとの思い出が辛いものになってしまうファンも多い。
 
一方で、それはK-POPを長く追っていると慣れてしまうのも事実で、この瞬間は永遠ではないし、いずれ終わりが来ることもわかってくる。

 

それでも、K-POPや彼らのような人達を愛し推すことは魅力にあふれていて

 

与えてくれた幸せと人生のきらめきは間違いなく本物なのだから

 

私たちはその一瞬の煌めきを見逃さないように、彼らと伴奏してともに駆け抜けるしかないのだと思う。

 

 

今回のNU’ESTの解散は、16年間K-POPを追ってきた私に、ある意味新しい気付きを与えてくれた。

 

デビューした年齢や、入隊だけがタイムリミットではないこと、

彼らも私たちと同じように自分の人生を迷いながら進むいち青年であり、それは当然だという当たり前のことを改めて教えてくれたのだ。

 

 

前述でも少し触れたとおり、コロナ前、私は当時日本での活動が難しかったNU’ESTにどうしても会いたくて、生のパフォーマンスをどうしてもこの目で見たくて、タイのバンコクまで行った。

 


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初めて見たNU’ESTのステージは、あまりにもキラキラしていて、なのになぜかそれがどうしようもなく切なくて、震えながら彼らのステージを見ていた。

 

 


www.youtube.com

 

また、コロナ前は年間100ステージくらいK-POPのステージを見ていたが、その中で一番心に残っているのがこのステージだ。

これはサブステだったため、私はバックから見ることになったが、それでも一番心に残っている。

 

彼らのステージは、派手さはないけど本当に美しかった。

 

それは、彼らがプデュでどれだけこのステージを切望していたか、私が見てきたからなのか?

このためにプライドを捨て、恥を晒し、さらには世界中から受けるバッシングを覚悟しながらそれでも切望していたステージなのだと、パフォーマンスの完成度のみならず、ここには彼らの十数年に及ぶ切実な思いがあるから美しくて忘れられないのだと思う。

 

そして1番素晴らしかったのは、異国のファン達の掛け声が驚くほど揃っていて、とにかく大きくて、世界中のファンがNU’ESTを愛してるのが伝わってきたこと。本当に愛されているグループだとこの動画を見返す度に実感する。

 

 

また、そのタイではコンサートのほかハイタッチ会に参加したのだが、(ハイタッチの相手を4グループから選べた。当時たまたま他の本命のグループがいたがそれを蹴ってNU’ESTを選んだぐらい)

私が日本人だと分かると、日本語で対応してくれたベクホにミニョン。

 

その流暢な日本語に、プデュで人気が出る前の彼らの積み重なる努力が見え隠れして、大きな感動と感謝が溢れ出したと同時に、私は少し胸が痛んだ。(このへんは限界オタクなので仕方がないです)

 

K-POPアイドルはあの刹那の瞬間のために、あまりにも膨大な時間をかけ地道な努力を重ねるのだと。

 

だから、そんな彼らの将来への選択が適当であるはずがない。

(正直、これに関しても本当のことはどうでもいい。

どうでもいいというと語弊があるが、彼らが魅せてくれたK-POPアイドルへの真摯な姿が私にとっての彼らの全てだから。

これは決して盲目ということではなく、その姿でしか私たちは彼らを推しはかることしかできないではないか。)

 

厳しい世界で切実に生きてきた彼らの選択は、どういう形であれ受け入れてあげるべきだと、彼らを見てきたからこそ納得させる。

 

私は今、とてつもない寂しさと切なさに襲われている。

全世界のラブ達もそうであろう。

 

しかし、これだけは言いたい。

特に推しの解散や別れで傷付いた人に声を大にして言いたい。

16年K-POPニュートラルに愛してきた私だからこそ言いたいことなのでどうか聞いてください。

 

 

NU’ESTは、私たちに一生忘れられない思い出と、いつでも思い出せる「彼らを好きだった時のあの特別で尊い感情」で間違いなく私たちの人生を豊かにしてくれたはず。

 

彼らを追っていた時間を思い出す時、またいつでもその頃と同じように大きな感動とときめきに包まれることができる。

 

その時一緒に追っていた仲間がいれば、その仲間との時間だって思い出せる。私の人生の最高の瞬間には、一緒に感動や感情を分かち合った友がいたということを。

 

彼らを思い出す時、それは

私の人生が美しかったことの証拠なのだ。

 

現時点で、私はすでに何十人、何グループもの推しとの別れや解散を経験している。

 

それでも、今どの推しのことを考えても、彼らを好きになってよかったとしか思わないし、思い出す度に幸せも悲しさも、当時感じた色んな感情に包まれて私の人生は間違いなく色めき立つ。

 

彼らが私の人生に彩を与えてくれていることを実感する。

 

NU’ESTの歴史は今日幕を閉じる。

だけど、私たちファンは一生彼らとの大切な時間を抱えて生きていけるのだ。

 

だから私はNU’ESTと出会えたことにずっとずっと感謝したい。

 

 

※16年に及ぶKオタ経験からの「推しは推せる時に推せ」についてもよかったらお読みください。

asami-yg.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 



今更元祖韓流アイドルSUPERNOVA(超新星)ユナクさんのソロコン初参戦


ユナクさん Zeppソロライブ レポ【全て個人的所感です】

 

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引用:

www.supernova-sv.com

美しい。美しすぎる。40歳になろうナムジャにどうして見えよう。↑

 

まず私はユナクさん初心者である
12月のDouble Aceで生歌のすごさを実感しこの度2回目のユナクさんだ

 

まず、レポの前にひとつ

ライブ前に恐縮だが会場横に行きたかったラーメン屋があり
私は食べてから行くか迷っていた


長浜ラーメンつまり豚骨である
 
食べログ見たら「めちゃくちゃ美味しかった。このあとマスクの中ずっと臭かったけど
それも豚骨ラーメン食べる醍醐味」ってクチコミがあって
美しいK-POPアイドルにお目にかかるのにそれでいいんだろうかとかなり尻込みする

しかし平日のこんな時間以外はきっと行列店

 

せっかくのお台場だしと結局食べたのだが緊張しているのか味がしない
そこで私は初めてユナクさんに会うのにドキドキしているんだと気付いた(そこ)

 

そんなこんなで予想外にうえっとなってしまったラーメンは半分しか食べられず後ろ髪ひかれつついざ会場へ(1000円も出したのに)


まずZeppの看板を見てコレよコレコレ!!と懐かしさにテンションがブチあがる

 

しかしミルキー(ファンダム名)のみなさん、年齢層が結構高い
アラフォーっていうかアラフィフ?
並んでいる時の会話が「寒い寒い」「寒い」しか言っておられない模様
なぜだよ!Zeppの文字見なさいよ!そこに推しがいるんやぞ!?と
一人コーフン状態の私


今回手にしたチケットは10列目のステージ向かって左端
近い!Zeppだから近いと思ってたが、私は海外のライブも行く熱狂的K-POPオタク

基本推しは海外に行ってでも高額はたいてでも最前列か5m以内で見たい女である

 

しかし2年ぶりのライブでは、10列目でも十分近くて心臓がもたなそう…

 

そして会場で気づいたが嬉しいことに思ったよりもオシャレな音楽が流れている
チケット譲ってもらったミルキーさんに「基本純烈だと思ってください」と
言われていたが、全然そんな雰囲気ないんだけど?とワクワク♥

 

ー開演ー

少し遅れていざ開演!ユナクさん登場~!!

キャアアアア!!イケメンッ!!お美しい!!王子様!!

 

先月は後方だったから近くで見るユナクオッパの美しさにおしっこもれそうになる

だって衣装が真っ白なんですもん

あの顔・スタイルに明るいフワフワヘア×白衣装は罪だよね

 

王子はノリノリの1曲目で我々をもてなしてくださる
イヤアアア…!!もっとお姿拝見してこの与えてくださる空間を楽しまなきゃ!!
と立ち上がろうとすると

 

「エッ…」

 

ミルキーの奥様達、誰も立ちゃあしないじゃあ〜りませんかッ!!

後ろの奥様が開演前「座って見たいよね~」とか仰ってたがまさかマジで…?

 

結局私の他合計3人くらいが立とうとするも空気読んで即着座
ガンとしても動かないミルキーに完敗する

そのままライブは始まってしまった


こんなノリノリなのに、私リズムを手じゃなくて腰で取る女なんですよ
と、海外ライブかぶれにはつらいスタートとなる

 

し!か!し!
初っ端ユナクさんが左側に来てくれた!!
うおおおおおおおおおお‥‥!!すげえ!!普通にチョウカッコイインデスケド!!!!

一気に頭の中にお花畑が咲き乱れる。
しかもユニットと違って結構踊ってる~!普通にめっちゃアイドルだ~!
私が好きな感じになってきて嬉しい♥


歌はちょっと喉の調子が悪いのかな?先月のほうがすごかったけど
その代わりNIKのタイチ君がサプライズっぽく登場。

すげえノリノリやん。K-POPのゴリゴリっていうよりオラオラなラップで
我々ミルキーをもてなしてくれるタイチ君

タイチはG-EGGで興味なかったけど(ごめん)ダイエットの成果とやっぱり若いから
印象よりシュっとしてかっこよくなってました(顔はあのまま)

 

だんだん調子を戻すユナクさんの歌声に改めて冷静に耳を澄ますと

 

・低い声はすごく男らしい
・中間域はめっちゃ甘い歌声
・ハイトーンになると急に中性的などんな声出してんの!?っていうすごい声になる
・ビブラートがすばらしい
・声色が何種類もあって自由自在に使い分けている

 

総じて上手い!!ほんっとーに上手い!!
若い旬なアイドル達のエモ声ではないけれどテクニックと実力を実感する素晴らしきボーカルである

 

そして洋楽と日本曲のカバー2曲披露してくれたのだが
洋楽のほうがもうマジでぶったまげ案件で曲名忘れたけどずーっとハイトーンで
流れるようなメロディを歌われるんですよ

コレSMあたりのバケモンボーカルメンバーとかが特別にやるやつやん!!
神回っていわれるやつやん!!とガクブルする

 

一方で日本語のほうは中島美嘉 - 僕が死のうと思ったのは というすごい曲で
ユナク初心者の私は若干どうしようとなったのだが、ユナクさんが事前に
「この2曲は海の中にいる感じで聞いてください」的な解説してくれたためギリ世界観込みで楽しめた

(歌は本当に極上でした。洋楽からTHE歌謡曲までマジで何でも歌えるな~)

 

お色直し件スクリーン動画視聴TIMEがスタート

スクリーンに映ったのは「TokyoTowerRomance(トーキョータワー・ロマンス)」というタイトルとともに鉄拳が描くような漫画動画

 

どうやらユナクさん(絵)と東京cityでラブロマンスを繰り広げる体験ができるMVのようだ(歌声ナシのインストゥルメント仕様)

 

途中、ユナクさん(絵)が着ているパーカーの「Y」がユナクの「Y」って気付いてちょっと笑いそうになる

 

でも注視しているうちにしっかりユナクさん(絵)とのロマンスを味わってしまった私は
動画終了後、しっかりユナクの女になっていた

 

ユナクさんと東京タワーが見える公園で他愛もないじゃれあいをしながら彼と見つめ合うのである

そんな女ができあがったところでお色直しを完了させたユナクさんが再登場

 

ー第二部ー

第二部のお衣装はというと、ブラックとホワイトを基調としたアイドルが間違いなく輝くやつ!!

 

今度はモッ…モッ…モノトーン王子だァァァァァ…!!!(私の心の声)
やべえーー!!!超似合う〜~~!!(号泣)

ロックまで行かないちょっとキラキラがついた黒のふわっとしたジャケットに白T、パンツも黒
分かってたけどイケメンのモノトーンは間違いない

 

あとあのフワフワの髪ね、ユナクさんみたいな塩顔韓国人×フワフワは何でも似合ってまうのよ、私知ってるんだから!!


もうこの時点で完全にユナクの女と化した私は、新曲メイン2曲でしっかりユナクさんとロマンスをしてドラマチックなラブバラードに浸りまくって彼と仮想デートを楽しんだのである。

でも、仮想デートしてたミルキーが私以外にも多かったのか、
我々もすごい集中して見ちゃってるもんだから歌ってる最中

 

「PRODUCE101の練習生の気分みたいで怖かった」らしい(ユナク談)

 

まさかのユナクさんからプデュの話が出ようとは、プデュファン大歓喜
でも、プデュのこと知ってるヌナミルキーっているのかな?とちょっと疑問だったけど


んで。
2部からは盛り上がる系になるから僕とミルキーは一心同体だから一緒にシンクロしないと僕も盛り上がれないでしょう?だから立ってくださいとユナクさん。

 

そりゃそうだ、後半につれヒートアップするであろうライブがこのまま着座とはどういうことだ

と前半からずっとモヤモヤを引き連れていた私はその一言に「待ってました」と心の中で拍手を送る

 

しかも最初からそう言いたかったであろうに、(年齢層が年齢層だけに)絶対配慮したんだと思う!!絶対!!
その流れでこの言い回しですよ、僕と君は一心同体だからっていうその説明よ!!

 

さすがだ…さすがすぎる…。伊達に日本のヌナ達を15年も虜にしてきた愛知大学卒の男は違うね

ということでようやくライブらしくなって参りました

 

立ったら立ったで周りより頭ひとつ分デカイ私(10㎝ヒール着用のため)

ヒィィィィィ…空間に遮るものがない!!私の視線の先にはユナクさんのみ

2部はすごいノリノリでミルキー達もペンライトがどんどん激しく…
そしてそこで気付いてしまう

 

2列前の奥さんのペンラの振り方とノリ方がめっちゃすげえ!!!

 

いや、待って本当にちょっとツボってしまいそう。すごい、すごすぎる。
どんどんヒートアップしてる!!
でも、正直ダサいの。奥様だし。そのリズム取り、合ってないようで合ってるのもすごい。

しばらくクギヅケになっちゃって、そっからはもうずっと視界に入ってくる。でもすごい楽しそう!!でもやっぱ笑っちゃう!!
でもすごい楽しそうだな!!

あれっ…えっ…まって、もうこのおばちゃんすごい好きかもしんない。

 

さっきまで私と王子だけの空間だったんだけど、もうそこから3人の世界に急展開
視線の先にはイケイケ王子、ちょっと視線下げると私を笑顔にしてくれる幸せな人がそこにおわす
(このへんが私的ハイライトでした)

 

で、曲が曲だけに観客を煽ったりすることが増えてきたユナクさん
でもなんかしらんけど右にばっかり行っちゃうのよ
左に来てくれるとすんごい近いもんだから、やっぱりその時はさらにテンションが上がるんだけど
(イケメンだし)でもユナクさん右9:左1ってレベルでなぜか右御贔屓

 

そのかわりといっちゃなんだが、2部からずっと参加してるタイチ君がめっちゃ来てくれる

私一応NIKもファンクラブ入ってライブチケ所持者なんだけどタイチ君は会社の後輩に
ソックリなんですよね

だから目の前でノリノリに踊り狂って煽ってくるタイチ君が同僚が踊ってるようにしか思えず…
そんで多分だけどタイチがユナクさんの右側ずっとポジってるからユナクさんこっち来ないんじゃ…とか思い始める(すまん)

 

で、タイチ君はユナクさんの少し斜め後ろが定位置なのだが次第にノリが激しくなってくる

いや、タイチよ…君フィーバーしすぎじゃないか?
え。まって。ユナクさんより激しくない?

いや、楽しいのは分かるし今キミのテンションは最高潮までブチあがってることだろうと存ずる
しかし主役よりフィーバーしたらダメだろう

そんなハチャメチャに踊る若者を見て(見てっていうかもうユナクヒョンと一緒にステージできるのが
嬉しいの溢れちゃってそばから離れないから自動的にタイチ君も視界に入ってくる状態)

 

「まあ彼もデビューしたてとうことで大目に見るか」と今回は寛大な気持ちで受け入れることにした


あとやっぱりタイチ君のラップはK-POPのゴリゴリっていうよりオラオラだね
やはりそこはなんとなく日本人だなとか思いつつ、変更になったNIKライブの再来を待つことにした
(ゴンミン君とパクハとコゴン君推しですヒョンスも応援してます)


でもやっぱりユナクさんかっこよすぎて右御贔屓はちょっと惜しいな~!!
タイチが右行けばユナクさんこっち来るだろうが!!とか思いつつ
(すまん、本当悪気はないタイチ君応援してるよ)
たまに来てくれた左ユナクさんをしかと目に焼き付けることに集中した

 

そしてこちら側に来たユナクさんが
「君を奪うチャンスだ」みたいな?(多分違う忘れた)歌詞の時

私と目が合ってるゥゥゥゥゥ……!!!!私に言ってるゥゥゥゥゥゥ…!!!!
みたいなライブオタク幸せ勘違いあるあるが起こり、それに満足してその曲終了


その後2部はかっこよすぎるユナクさんとノリが最高潮に達してゾーン入ってる
2列目前アジュンマミルキーと(心の中では肩組んで一緒にペンラ振ってる)楽しい時間過ごして終了しました

 

ー第三部ー


いよいよアンコール!!
っていうか本当は「最後の曲です!」ていうのをすっ飛ばしていきなり舞台袖に消えて
行ってしまったユナクオッパ。

お色直しして出てきて
「楽しすぎて今最後の曲って言うのわすれちゃったんですよね~」とか言ってクソかわいいやんけ

 

結局そのままアンコール的な第三部に突入し、
ラストさらに盛り上がるため観客にセクシーダンスを求めるオッパ

 

「どうする?できる?やる?やってくれなきゃ帰っちゃうけど」みたいな急なドS!!!!

 

その押し問答に対して首を縦にウンウンって振ったり、イヤイヤって横に降るミルキー達

 

それ見て「カワイイ」と言うオッパ!!

 

「おい、リップサービスにもほどがあるやろ」と一瞬ちょっとシラケたんだけど
それにはちゃんとワケがありまして


今声出しNGだからいつも「エー――!!」とか「ヤダー――!!」とかブースカなるところが
首の動きだけで訴えてくるのが可愛いらしい。なるほど、言うね

で、ここから素晴らしいのが「今マスクマジックだしね〜」

 

え?急に毒?


もうユナクさんの甘いからのドSな自由自在の話術に私はひたすら脱帽

しかも最後「みなさんヒザとか痛い人いたら無理しなくて大丈夫ですから。
もしジャンプしてない人いたらああ、あの人はヒザなんだなって思うので」

 

綾小路きみまろの話術まで持ってるとは

 

あ、そしてアンコールのお衣装を言及し忘れましたが、ラストは濃紺ツアーパーカーを
肩から脇まで見事にザックリカットしてくださり、脇腹がチラ見できる&アイドルの家宝二の腕をじゅうぶんに堪能できるという最高の姿で降臨した

パンツもダボッとしたクリーム色の可愛いやつ!

 

K-POPのライブのキレイめ&カッコイイからの最後ラフなのずるいよね~!!!!
しかもこの時が一番ボディを堪能できてしまうという。


あとあと、ちなみになのですが、2部でも後半はブラックジャケットを
少しはだけた感じにしてくれたので
ユナクさんの肩や二の腕がチラチラ見えてるのが最高過ぎ(アイドルの二の腕大好き民)

そのへんから、顔・スタイル・歌・二の腕・ダンス・二の腕・顔・歌・二の腕・二の腕…みたいな感じで
二の腕見てる率すんごい爆上がりしちゃったからアレはアーティストにとっては良いのか悪いのかわかりませn(オタクだからさァ、ごめんなさいね)

 

そんなワケで、ユナクさんとラストは盛り上がり、タイチ君はもうビョンビョン飛びまわって腹筋まで披露して、バンドメンバーも超楽しそうに終演を迎えたのでした。


ラストまでユナクの女の魔法が解けなかった私は、最後こっちに来てくれた時
精一杯のぶりっ子バイバイでユナクさんを見つめました。

 

 


おまけ

最後はける時、ゆなくさん新曲?を吉田拓郎みたいな口調(伝われ)で歌って
「コレ…ダメ?この歌い方…ダメかな…?」って言いながら去るっていう
すんごいカッコいいし歌クソ上手いのに超おちゃめな感じで〆てらっしゃいました。


総じて素晴らしい2時間でした!!私は今日からユナクの女!!

K-POPにおけるセンターとは

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ASTRO

K-POPアイドルにおける「センター」とは、「グループの真ん中にいる人」のことです。

今回はK-POPにおけるセンターについてザックリ説明をしてみたいと思います。

 

みなさんは、自分の推しグループのセンターは誰かわかっていますか?

 

間違えやすいのがセンターとポジション。これは基本的には別モノです。

K-POPは、日本のアイドルと違ってポジション決めがなされており、メインボーカル、メインダンサー、メインラッパー、サブボーカル、リードボーカル、リードダンサーなど「役割」がついています。

各メンバーはポジション=パフォーマンスの役割が決まっていますが、その役割とは別にセンターと呼ばれるメンバーがいます。

 

そのパフォーマンスにおける役割を担いつつも、グループの顔となる「ど真ん中の人!!」を担当するのが「センター」です。

パフォーマンスで中心人物となり、またパフォーマンスの顔になっている人ですね。

 

センターがわかりやすいグループであれば、最後のポーズで真ん中にいる子、集合写真で真ん中の子など、扱いが分かりやすいのでその子がセンター担当だとわかります。

グループが成熟してくると写真撮影の時は割と立ち位置ランダムになるのは最近の傾向ではありますが、パフォーマンスではやはり役割分担されていることが多いです。


一方で、この「センター」、パフォーマンスだけ見ていても誰がセンターなのかわかりにくい場合が結構あります。

逆に、センターというものが重要と言いつつも、パフォーマンスやMVを見た時になぜセンターが誰かすぐに分からない時があるのか?

 

それは最近のK-POPのパフォーマンスでは、色んなメンバーがセンター(中央に来て)で踊ったり歌ったりすることが多いからです。

 

サビでセンターに立つメンバーが誰なのか注意して見ていると、1番と2番で違うメンバーが立っていたり、この曲はこの子がサビ担当だったけど次の新曲では別の子なんてパターンもざらにあります。


ちなみに、サビの時に真ん中になっているメンバー=センターではありません。
(Kポ歴浅い人が勘違いしやすいところ)

 

また、曲ごとにセンターが変わるグループもあります。

 

韓国のオーディション番組(サバ番)視聴者はよくご存知かと思いますが、曲ごとにコンセプトに一番合うメンバーがセンターに選ばれることが多いですよね。

デビュー組でもそういうグループはあります。

 

ただし、これもサバ番あるあるで学んだのですが、やりたいだけ、ビジュアルが良いだけ、曲やコンセプトに似合うだけ、歌やダンスが上手いだけでは務まらないのがセンター。

実力やビジュアル担当だから、人気があるからといって立てるポジションではないようです。

 

サバ番では、視聴者から見れば「この子がセンターで全然悪くないじゃん!?」って思ってるセンター担当がバンバン交代させられていくことが多々あります。

明らかに人気メンバーなのに、明らかに上手いのに。

その様子からもセンターの存在がその曲の仕上がりを左右し、その曲にとってどれだけ大きな役割を担っているのか、センターと曲のマッチ具合がいかに大事かがよくわかります。

その子が単品で見ていいかどうかじゃないんでしょうね。

センターは曲の世界観を体現し、ステージでセンターとしてインパクトを残さなければならない。

歌やダンスやビジュアルが良いだけじゃダメだなんて、ホントK-POPってハイレベルで厳しい世界ですよね…

 

 

ちなみに私が「この人は圧倒的センターだなぁ!!」と毎度溜飲が下がるのはNCTのテヨン。

MVを見ていただくと、あれほど華やかで実力もキャラも強烈なメンバーが揃っていても、23人が勢揃いしてもテヨンがTHEセンター!花形!って一発で実感すると思います。

 

ネオでは実際はマークがセンターかもしれませんし、2022年現在かなりマークのセンターぶりは急成長していますが、各ユニットを見てもテヨンのセンターっぷりは健在です。

なんていうか、もう目にも記憶にも残っちゃう。

ビジュアルはもちろんだけど、キラーパートのみならずやっぱり曲の中にいて曲の完成度は彼にかかってると感じるというか。

 

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圧巻の実力にこの華やかさ!NCT テヨン

やはりセンターはグループの顔!

 

一方で、デビュー済みグループでセンターが目立たなかったり、誰がセンターなのかわからないグループも確実にあります。

それを全員同じくらい上手い(全員センター級的な)と捉えるか、ボヤボヤしてると捉えるか…正直難しいところだと思います。

多数のK-POPのライブに参戦してきた雑食&ステージオタクの私個人的視点としては、センターがインパクト与える舞台のほうがオーディエンスが沸く。これは間違いない。

客だれしもが明らかに沸ける「見せ場」ができるし、そういうシーンは伝説のステージとして話題になることが多いからやっぱりセンターは大事だと思います。

 

また、グループ箱推しの人からすれば一人だけ取り上げたり格差が出るのはちょっとな…と思う人もいるかもしれません。気持ちは分かります。


しかしK-POPにおけるセンターは、ただの人気商売のためだけでなく、スポンサーやグローバル戦略にも重要とされる存在です。つまりグループ人気だけでなく巨額を動かすパワーがあります。

夢を壊すようですが、韓国のアイドル産業においていかに利益を出すかは重要でグループの存続を決める重要な指標。

本人だけでなくグループ全体の存続を左右する要になることも大いにあるのです。


例として、挙げたいのがASTRO。


ASTROは、
MJ:メインボーカル
ジンジン:メインラッパー
ウヌ:サブボーカル
ムンビン:リードボーカル
ラキ:リードラッパー、メインダンサー
サナ:リードボーカル

 

という感じで各ポジションを各メンバーが担当していますが、ASTROでは色んな面においても不動のセンターはウヌさんですね。

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ASTRO ウヌ

ウヌは正直歌もダンスも上手いとは言えません。

しかし、彼がセンターを担当してきた価値は、今のASTROの人気やウヌの活躍ぶりを見ても明らかだと思います。

センターがグループの色を決めて、世界観を作り、価値まで決めることがある。

 

ちなみに、天下のBIGBANGに所属するK-POP界孤高の王者G-DRAGONですが、彼は自分が出過ぎるとあまりにも自分にだけスポットライトが当たってしまうため、ステージではめちゃくちゃ控えめにしていたそうです。

それでもカリスマ性と人を惹きつける力がすごいのですが、そういう自分の力やグループのパワーバランスを冷静に理解し、自分が控えめに立ち振る舞うことで、本来実力を持つ他のメンバーを輝かせたのです。

 

でも、その後全メンバーがK-POP界トップクラスの不動のカリスマアーティストになったのですから、やはりG-DRAGONのプロデュース力はとんでもないなと思います。

結果として、BIGBANGはメンバー全員がソロでもドームやスタジアムライブを敢行できるブランド力を持ちました。

(ただ、センターポジションに絡んでこんなケースを生み出したのは後にも先にもBIGBANGだけでしょう…ほかのグループはやっちゃダメっていうかやる意味もないだろうね笑)

 

以上がK-POPにおけるセンターのザックリな説明です。

 

が、このブログを書きながら、ちょっと思ったことがありました。

全Kドルを愛する者として、これだけは言わせほしい。

「センターがグループの主役ではない」「センターを引き立てるためにグループがあるわけでも、他メンバーが脇役なのではない」ということを!!

 

アイドルは誰しも自分が輝くためにステージに立っていると思います。

当然グループデビューが多いけど、本来は主役がいて引き立て役がいるなんて考えはないはずだし、グループよりもまず自分の夢のために、自分がステージでスポットライトを浴びるために練習生を始めたはずです。

アイドルは皆、チャンスがあるならソロで自分の力を試してみたいはずだしその情熱を持ってるはずで!

 

そもそも私はセンターや王道人気メンバーに落ちることはまずないので、基本的にサブポジションが推しになってることがほとんどです。

どれだけ人気メンバーにスポットライトが当たっても、自分の推しガン見です。

 

でも、センターについ心奪われる人もいるでしょう。

見せ場が多いですから。

そんな時は、自分を責めずにセンターの魅力をしっかり味わっていいと思います。そういうポジションなんで(笑)

あと、そんな時のために韓国にはチッケムという素晴らしいシステムがあります!
ウッカリ(?)センターに目を奪われたとしても、後追いで推しの素晴らしいシーンを見ましょう(笑)

そもそも、センター関係なくK-POPアイドルは魅力爆発のパフォーマンス集団なので、良いモノは良いと受け取っていいと思います!!我々オタクもまずは自分のインスピレーションを信じて!!楽しく推し活しましょう!!

 

 

ではまた何かあればブログ更新します~アンニョーン!


※私の情報はKポペン歴16年の中の経験からの話なのと、こういうのはどんどん変化していくものだと思うのでご参考までに!

 

本国で出待ちしてみたら韓国の超強火オタクに超絡まれた話

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iKON

アンニョン、あさみです。

韓国で、iKONというめっちゃ人気グループの出待ちをしてみた時の話です。

 

なお、今ではK-POPにも出待ちNGの風潮があるけど、当時は結構当たり前で、特にYGぐらい世界人気の事務所になるともはや各拠点が観光名所みたいになってます。

色んな人種のオタクが家族旅行で来たりするの。ちなみに私は出待ちでフィリピン人、フランス人とカザフスタン人と友達になったことがある。

で、図らずもYGという大手事務所ののトレーニングセンターの前を通ったらたくさんの出待ちっ子たちがいたので、私も記念にと少し出待ちをしてみました。

(あわよくば当時練習生だったジョンウに会えればと。てか完全に求むジョンウだったwww)

 

軽い気持ちでやっていたら、軽い気持ちゆえか、本家カリスマK-POPアイドル・iKONのドンちゃんが出てきて私とぶつかり、イェダムとハンビンまで出てくるという神体験をすることになりました。(土下座大感謝)(私はこういう引きがまじでめっちゃ強い)

 

どうやらライブ前夜で0時ちかくまで練習していたみたい。
(私もiKONのライブ普通に行くファンのひとりだった)

でも、その時私は全然離れたところ(しかも邪魔にならないよう道の端っこ)にいたからむしろマネージャーとドンちゃんが私のいたところにツッコんできたって話なんですけどね。

だって私の方がちょっと「なにこいつら」て思ったもん。

それくらい彼らからすると出待ちオタクを避けた不自然なルートだったってことですけど、まさかのファンである私がぶつかられたのは奇跡。

そういうわけで、私はそれが推し達だと気付かないでいたのですが(バカやろ)、そのぶつかった奴を追いかけ手紙を渡した子たちがいたので聞いてみたらiKON達だったというわけです。(推しなら気付けよ)

 

ついでにその超若いコニギ(iKONファンの名称)の女の子達に話を聞いてみました。
(私30代1人に対し、10代~20代前半であろう女子たち6人くらいというカオスな出会い)

 

ここからは、彼女たちから韓国のコニギ事情について色々教えてもらい、そのついでにコニギ体験もしてきた話です↓

 

(最終的に6人のお嬢さん達とワチャワチャしたのだが、彼女たちのようなド派手な見た目の集団に、私のようなアラサーオタクが1人で話しかけに行くのちょっとキツイなって最初チキったけど話してみたらいい子達だった。長くお相手してくれてありがとう。そしてコミュ障のくせに渡韓した時の私の鉄の心臓たるや。オタ活は本当人格変えるよな本当楽しい)

 

まず、出待ちオタク集団には本国ペンの「ヌシ(主)」がいる。

(ペン=韓国語でファンの意味です。)


その仲良くなったペンちゃん達が教えてくれたのはドンちゃんペンの主の話だったが、
出待ちではヌシのお許しなしに勝手なことをしてはならぬそうだ。


ヌシは建物入口ドアすぐのところに座ってらっしゃる。

でも、その時他のオタクがお手紙渡しても怒ったりはしてなかった。

 

もうそこまでの話を聞いても面白すぎてコーフンした私の声がつい大きくなってしまったのだが、そうするとみんな「シーッ!」ってしてくるので
ヌシに聞かれちゃマズイのかうるさくしちゃマズイのか??

コソコソと主の目を盗んで会話を続ける。

 

でも、そのヌシはドンちゃんに嫌われてるらしい。
そりゃそうやろwww、って思いつつそれでもドンちゃんに認識されてるって意味では幸せなのか?(いやちがう?)
っていうのっけからびっくりワロタのカオス世界。

ちなみに、トレーニングセンターは、向かい合って透明な出入口が2か所あるので、どっちから出てくるかわからないので、出待ち勢は両方にいるのだが、

 

そのドンヌシは扉にピッタリくっついて座っているので、アイドルが出てきたら開けらんないじゃん!てか逆にこっち来ないだろ!?ってすごい不思議だったな。

 

メンヘラの行動理解不能

 

で、しばらく話してたけど、可愛いお嬢さんたちに色々教えてもらったし、出待ちを十分堪能したし、最後記念に裏のほうにも回って少し「ここでWINもミクナも番組撮影したんだよな~」て耽って帰ろうとしたんです。

 

そしたらその反対側には、全身黒(Kポらしいあのやつね)に超ド派手なメイク(涙袋がラメってました)と性格キツそうな顔つきの2人組がいて、ソッコー囲まれました。

 

(ヌシは普通の格好の普通の女の子だった。裏にはギャルがいた。iKONのファン層の乱れ具合さすがです)


なんか言われたので「おんりーじゃぱにーず」って言って「わかんない、わかんない」って言ってたんだけど、ついにLINEで翻訳した文章を見せられる。

「だれのファンですか」
(→以下私も英語で口頭回答したり入力で返事したりします)
「だれでもないよ」
「じゃあなんでここにいますか」
K-POPは全部好きだから」とか「sightseeingだよ」とか

 

でも、「観光」が伝わらないのかこのワード言うと「はあ!?アウチ!」みたいな反応。それがおもしろくて何度もsightseeingて言う私(性格悪い)


そのあとも誰ペンなんだってめっちゃ聞いてくるから
一回「Shinee」って打ったら


「ここはSMではありません、YGです。行ってください」

 

って返ってきた(爆笑)

 

わかってるわー!観光って言っとるだろ!出待ちじゃねーんだってばよ!
出待ちしたとて、ジョンウだわ!!

そして「行ってください」を打たれるたび「WHY?」って聞いてみました。

まあ答えませんよね。(てか答えなんか存在しねーだろうよ)


彼女達の訴えに「WHY?」ってさわやかに5回は言ったわ。

 

まあそんな感じでずっと微妙にスルーした答えしてたんだけど、ラメ女はちょっとイライラしてたかもだけど、携帯持ってる方は淡々と翻訳機を打ち続けるかんじでした。

 

とにかくしつこーーい!!!!すげーな!お前ら!ちょっと感心した!

 

というか、他の人はそんな理不尽な訴えにすぐしっぽまくわけ??知りたい!!知りたいよ、その文化!!!!(好奇心)

あとは、まあ言うても相手は私からみたら子供なんですよね。
(10代後半~20代前半くらい?私はアラサー)


大人は子供がやる筋の通らないことは怖くないんだなぁ~って自分が大人であることを再認識しました。(そこでかよ)


怖くもなかったし、多分私が若い女の子やギャルが無条件に好きっていう変態性(?)もあって、むしろ楽しくコーフン気味だったので、多分永遠にやりとりできそうだったけど寒いし(韓国の冬は日本の比ではない)明日もあるからと思って「OKOK~」って言って帰りました。

 


それで彼女たちは目的達成なのだろうか?

もうレア体験すぎておもしろがって暴走してしまった。(私の悪いクセ)

 


最後、色々教えてくれた可愛いコニギちゃん達に

「洗礼受けてきたワ~!帰るね~!」ってデカい声で手振りながら挨拶してたら

またまた「シーーーーッ!!!!」ってやられた!!

 

カワイイなあ。何になるんだよ、そのルールと慎ましさwww
異国で体験する異様なオタク文化がおもしろ過ぎてめっちゃテンションがアガってしまいました。

 

しかしコニギは大変だな。

超人気があるグループ追ってるとこんな神経戦まであるのか…

 

でも、私のような営業職やらマーケティングやら企業姿勢ありきで社会人やってきた者からするとYG事務所は社会通念的にこいつらほっといていいのかよってすぐ考えちゃいました。

 

オタクの時間でもそんなこと思ったつまんない自分、ヤダね。

 

でも、私ビジネスの観点でK-POP文化考えるのも好きで。(ウザいよね)

オタクだけどまじめなんですよ。勉強好きなの。


でも、そもそもマスターが野放しだしそこも日本とは違うんでしょうけど。

 

なにはともあれ、やっぱり日本じゃなくて本国や海外でKオタするのはおもしろい。

もちろんライブは超最高だし、こんな経験もおもしろすぎてやっぱり海外飛ぶのはやめられないです。

 

あ!あと、帰ってから、彼女たちの「誰のファン?」に対して、
SHINeeじゃなくて「ヤンヒョンソク!(YGの名物社長)」て答えればよかったァーー!失敗したァー!って思いました。

 

また会えたらヌシや強火オタクに会いたいなぁ。

 

そして!この出来事から1、2年後?、またフラッと別グルのソウルコンで韓国に行った帰り、なんと私と同じ飛行機の便にiKONちゃん達が乗ってきて、飛行機降りてから出国検査まで数分間ずーーーっと彼らの後ろ歩いた経験までしてしまいました。

 

ご縁があるな…iKONさん達。

 

ちなみにジナン君とハンビンが私の1mまじで目と鼻の先を歩いてらしたのですが、ジナン君はマジでアイドルで髪の毛サラサラでフェイスライン神ってて、脚細くて美しかった。アレ、同じ人間なん?

 

そして全然警戒されないワシは、気付いたら、2人以外のメンバー→ワシ→ジナン君、ハンビン→マネさんっていう順番になってて、ワシ、iKONの第8番目のメンバーになるっていう体験までしてしまいました。

 

一緒についていきたかったけど、途中から日本人と外国人でレーンが分かれてしまったので泣く泣くお別れしました。

 

私を全然怪しまなかったマネさん、ありがとな。

 

おわり。

売れたいK-POPアイドルが大物人気グループとカムバを被せるのは超戦略的なのかもしれない件

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カムバと1位とカムバの戦略について

まずカムバをする全てのアーティストが1位狙いというわけでは無いです
もうそこから目からウロコのオタクがいるはず。

カムバにおいては3つの考え方(目的)があるという話をします。


そもそもカムバの目的は、1位を取ることよりも「広報活動」です。

もちろん獲れるなら取るべきですが、音楽番組にも権威や知名度があり、THE SHOWなどは新人しか出演しない上、出演者しか1位を取れないシステムの番組もあります。

 

そしてスミンもほとんどやらないファンダムもあります。
ビッヒやYGなど音源が強い事務所のファンにスミンの話をふると「なにそれ?」と返ってくる可能性は超高いでしょう。

 


①上位グループのカムバと1位

上位グループや人気者はもはや番組1位だろうがあまり意味はなくて、
彼らにとってカムバはアーティストとして作品を残すことです。(歌手として当たり前の姿だが)

YGなど曲のニーズが全世界にあるようなグループが音楽番組に出ないのは、広報活動の必要がないから。
(世界人気があると常にワールドツアー中ってのもある)。

よく、「番組出演なしでも1位」ってニュースになりますが、それは出演で得られる票がなくてもぶっちぎり1位というすごさがニュースになっているためです。(ハンデものともせず的な)
BTSもここ数年出なくなったし、国内で圧倒的人気歌手IUちゃんもほぼ出ないで毎回1位ですね。

上位グループで出たり出なかったりのは「ファンのため」に出ているような場合もある気がします。テレビ局と仲いい大手とか…SHINeeとか出てくれると格が上がるし華やかでいいしね(笑)

 

そしてビジネス面としてもう一つが「偉業を成し遂げるため」。

超上位となればもはや視線の先は世界でしょうが、国内であれば年間ミリオン歌手やK-POP界で実績を残す価値は高いです。

Wannaoneが新人として、TWICEがガールズグループとして頂点に立ったのはまさにカムバしまくったから!
実績を残せば話題になるし注目度も上がり、その後のバネになります。まさに「売れた」って状態!

 

そして、事務所としては決算も関係あります。
所属アイドルの成績が大手事務所としてのポジション確保や株価に影響するなど。(大事よね)

人気があるとリパケ、Specialアルバム、クリスマスアルバム等を出すこともあるけど、これはカムバして1位に!とかではなく、単純に事務所が総売り上げ枚数(総収益)を底上げする目的もあるそうです。

アイドルは歌手、アーティストとして専念でき、その結果が事務所のビジネスの成果になる。

まさにWIN-WINの目指すべき成功例はここです。

 


②純粋な価値あるカムバと1位
本人達の純粋な1位を取りたいという気持ち+それを叶えてあげたいファンの応援
これはセオリー的に感動ストーリーとして語られるカムバと1位。

 

 

知名度をあげたい、もっと人気になりたいグループの戦略的なカムバと1位

ここは②とは別に「売れるため」の戦略としてのカムバ&音楽番組出演の話をします

※1位の価値と重要性については
過去のブログ2つで各観点から説明済


まずこのクラスのアイドルは1位より何より「カムバすること!」が最も重要です。
1位取れなくてもカムバを定期的にする。売れたいなら絶対やらなければならない基本活動がカムバック。

 

ASTROウヌさんはなぜ認知度があるのか?イケメンだから?いえ、美しさを武器に、ドラマに司会にバラエティに街の広告…人々の目に触れる機会=露出が断然多いからです。


K-POPでは露出=カムバです。とにかくカムバしなければファンは増えません。
しかもカムバしないと既存ファンが離れます。それが韓国のK-POPオタクの常。


推しに「なんでもっと売れないんだろう?」と思っているそこのアナタ。
それは多分活動していないからです。カムバしないと知られるチャンスすらありません。

ASTROが大好きでASTROしか目に入らない!そんな単推しのアナタ。
逆の立場で、日常他グルの情報って入ってきますか?

雑食オタクでない限り、このあたりのアイドルはK-POPオタクにさえ存在を気付かれることはありません。

ですが唯一!自然と他グルが目に触れるとしたら…それは推しが音楽番組に出た時に一緒に出ていた時ではないでしょうか?


ここに1位を取るとは別軸の売り出しの戦略があります!

まず、1位を取らせたいファンは「大物を避けて1位を狙う」と考えがちですが、
あえて人気者と重ねてカムバすることで、実は視聴者にアピールが出来ます!!
たくさんのファンを抱える人気者が多数カムバする月なら視聴率も話題性も◎。

前述の通りカムバは「広報活動」です。
アイドル本人としてはファンのためのカムバであり、自身の歌手としての仕事でしょうが事務所としては多額の出費を賭して出演させる音楽番組。
この恩恵を使わない手はありません。

私も経験あるのですが、推し目当てで番組つけて「我が推しまだかな~」と流し見してると「おっ!いい曲!」って興味持つことが多々あります。(雑食チョロオタだからそりゃあもう、何度もね…)
そしてカムバ時期が重なってるから別の音楽番組で何度も「また会えたねー!」ってなる。

そしたらもうアルバムをダウンロードしているよね。

知られてなくても他グルファンに自然と聴いてもらえ、知ってもらえるチャンスが生まれる。
その対象者数が多い人気グルは絶好のマーケットというわけです!

正直、ファンの力で取った1位は、歌手として成功したとはならない現状があるし、
でも、人気グルの大規模ファンダムの目に触れ曲を聴いてくれれば、マーケティングの面ではそれだけで未来への大きな可能性が生まれます。

広報活動の視点では「まずは知ってもらう」
そのための1位(話題作り)であり、音楽番組出演であるわけです。それには大物との共演は最適!


ツイートで私がわいたのは、今回のASTROはこの③も狙ってるんじゃないかと思ったからです。

ASTROは1位の涙の思い出が強烈すぎて、ファンは②の面で気合を入れがちだけど、
事務所としては経営層が変わったことで、事務所のカムバの考え方がもしやかなり戦略的になったのでは?

とふと思いました。

自作ドルが主流の中、自作曲でカムバしないASTROは正直曲のみの力で戦うのは難しいところもあります。
そういうのも客観的に冷静に捉えて、初めて事務所がカムバのマネジメントを戦略的にやってるんじゃ…と思ったんですよね。(前向きすぎ? ウヌのドラマスケ次第なのかもしれんけどね。笑)

わからないけどね!!でも、この視点、今までと全然違って目からウロコじゃないですか!?

と思ったのでブログに書いてみました。

私は1位でもそうじゃなくても、推しがアイドルとしてアーティストとして、いつも悔いのない活動ができて、そして願わくばできるだけ長くグループ活動をしてほしいと思っています!

①~③のどの手法を取ったとしても、私の尊敬し愛してやまないすべての推し達にとってプラスな未来に繋がりますように!

 

「推しは推せる時に推せ」その意味を考える

BIGBANG

私は長くK-POPのオタクをしてきたので、今までたくさんのグループを見てきました。
多少好みはあるけど基本優劣はありません。
どのグループにも苦楽と心震わすストーリーがあり、尊敬と愛情を持って推しています。

でも、1つ言えることは、脱退、事務所離脱、解散、自然消滅…これを超えられるグループは少なかったということ。
実績や知名度に関わらずをそれを見てきた身としては、K-POPアイドルには確実に「期限」があり、続いたとしても同じ輝きが続いているグループは今のところいないということ。

今となってはその「儚さ」は当たり前になってしまっていて、それこそが「推しは推せる時に推せ」の強力な理由と原動力になっており、そのおかげで「現場さえあれば海外どこでも行っちゃう」という私の人生を激変させ彩りまで与えてくれている理由となっていることは有難くもありかけがえのない事実ではありますが…

 

ただ、儚いから尊いとは決して思っていなくて、「終わり」を覚悟することはいまなおできません。

でも、「永遠に」とか「ずっと」という言葉はいつもどこか絵空事で、コンサートで言う推しのその言葉、ファン達のその願い、そこに対してはかなり冷静になってしまう自分がいますし、

悲しいかな、素晴らしい新人に出会った時でも年齢をチェックし「何事も無ければあと5年は楽しく推せるな」と期限付きで推し事を考えるクセがついています。

 

今はデビュー直後でも急に脱退するアイドルもちらほらいますが、やはり一番のターニングポイントはだいたい7年目に訪れる「契約更新」と「兵役」でしょう。

どういうわけか、K-POPアイドルは大手でも中小でも本人の意思とは関係なく、事務所との契約期間内でも思うように活動できないという事が勃発します。

1位だのなんだのの前に、彼らを見て彼らの音楽を聞き幸せになる。彼らが活動してる姿を応援する。そんなことすら叶わない状況が当たり前のように押し寄せる。

その空白期間が推しとファンの絆を深める…なんて美談は本来不要で、やはり期限があるK-POPアイドルにとっては、目下長男入隊までにどれだけ活動し実績を残すかがはかなり重要です。

 

私個人は、推しの成績はあまり興味がなく、彼らがいて、自分がただ彼らの音楽やパフォーマンスが好きで、それが続けば幸せです。

でも、兵役後同じ機会が訪れることは本当に少ない。
私側が離れることなく待っていても、彼らが兵役前と同じように活動することがなぜかなくなるからです。

それでも、唯一の光は兵役まで音楽活動を活発に精力的にしてくれている姿。
安定の人気を世界で誇るSHINee、GOT7、史上初の事務所立ち上げに挑戦したBEAST(現highlight)、おそらくこのあとBTS、WINNERと続くと思いますが、最近ようやく契約や兵役の壁を乗り越え、K-POPアイドルとして同じように活動してくれそうなグループが出てきました。
(BIGBANGと東方神起はまた別枠※長くなるので今日は割愛)

 

彼らのように契約や入隊を視野に入れて音楽活動をしているグループは兵役後にも音楽でファンの期待に応える意気込みが見えます。
確証はないただの肌感覚。でも、私にはそれだけが唯一の希望に思えるのです。
それでもSHINeeは4人になり、GOT7は全員が移籍。

highlightは、本人らも後輩達にとって「継続が難しいK-POPアイドルの前例になれば」と事務所を立ち上げ独立の道を選びました。

2022年ようやくその挑戦が成功だと見え始めましたが、コロナ、そして芸能界の闇が彼らを襲い、途中で6人から4人へ。

BTSとWINNERが唯一そのままの姿が残る可能性が高いグループと言えそうですが、彼らの強みはやはり「音楽」で生きているアイドルということ。


私が死ぬほど推しているそのWINNERスンユンは数年前にこんなことを言っていました。

 

「ヒョン(お兄さん)達の入隊が近付いているから焦りがある。僕がリーダーとプロデュースをしているので、皆が入隊する前にある程度目標地まで到達していれば除隊してからの第2の人生を生きていけるはずだから」

 

そのヒョンラインも「2019年が大事だと思う。成果のために挑戦をいとわないつもり。男子アイドルとして重要な問題もあり、様々なことがあって最も記憶に残る1年を作りたい。」

 

MV1億回再生の曲を生み出し、ナムドルの中では圧倒的に音源強者である彼らですら、この不安を抱えています。(しかもスンユンは末っ子なんですよね。あー涙)


どのグループにも全盛期があり、どんなに人気者でも、往年の輝きは永遠ではない。
BIGBANGやBTSすら落ちていく時が絶対来るでしょう。

スンユンがこれまた深すぎるバックグラウンドと人間力のあるアイドルだということを差し引いても、
まだ20代前半の時点で、そのことを誰よりも分かっているスンユンに尊敬の言葉以外何も出てこなかった当時の私ですが

韓国のK-POPアイドルが「グループ」として続いていくためには、「アーティストとして大成しておくこと」の重要性を彼の言葉から強く強く痛感しました。


最近好きな今現役ど真ん中のASTROというグループの話でいくと、2022年に満28歳を迎えるMJの入隊が近付いています。

長男であるMJ入隊までにグループとしてどれだけ活動できるか…私は今かなり真剣に考えています。

今の韓国は新人がどんどんデビューし、サバイバル番組の余波で人気も分散しがち。実力も均衡しており、相当な実力派でもトップクラスの仲間入りをするのは時間がかかります。

中小事務所の頼みの綱である音楽番組の出演枠には限りがあり、そこの座を得るのもまた簡単ではなくなってきています。

また、今は大物先輩ドルが入隊中のため飛びぬけたグループもいない分、ASTROにもスポットライトが当たりやすくなっていますが、
しばらくすれば今兵役中の大物グループがまた完全体で戻ってくるでしょう。

そして韓国のファンは日本ほど長く待つという気概はありません。活動がなければ離れていきます。

そういう状況を考えると、今年は本当にグループが活動するチャンスでもあり、意思を持って活動するべき時でもあるんだと思っています。

前述の通り、本人達の意思ではどうにもならない状況もあると思います。
ただ、色んなK-POPの状況を見てきた私としては、この話はASTROに限らずナムドル全体に言えることであり、目下長男メンバー入隊前の1年間はK-POPグループにとって未来のために一番重要な時間であることは間違いありません。

 

だから、入隊前後で推しの状況やあるいは心境の変化が起きた時には、私はとにかくアイドルが後悔しないよう、活動できる時は思う存分めいいっぱい活動してほしいと心から願ってしまうのです。

 

一方で、我々オタクにできることは何だろうか。

彼らのためにできることは?

愛情が大きいオタクほどそう考えるかもしれません。

 

ただ、利権や金銭が活動に大きく影響するK-POPでは絶対的にファンに出来ることはもしかしたら少ないかもしれない。

加えて、現在のK-POP市場は流動的で非常に変化が早い。

 

でも、その中でも、アイドルとファンの関係の中で、

「アイドルが誰かの人生の記憶に残る」

「人生を振り返った時にキラキラとしたそのアイドルとの一瞬がかけがえのない宝物になっている」

ことだけは確かです。

 

彼らは、私たちに一生忘れられない思い出と、いつでも思い出せる「彼らを好きだった時のあの特別で尊い感情」で間違いなく私たちの人生を豊かにしてくれる。

彼らを追っていた時間を思い出す時、またいつでもその頃と同じように大きな感動とときめきに包まれることができる。

その時一緒に追っていた仲間がいれば、その仲間との時間だって思い出せる。私の人生の最高の瞬間には、一緒に感動や感情を分かち合った友がいたということを。

 

彼らを思い出す時、それは

私の人生が美しかったことの証拠なのです。

 

(これは、大げさではなく、クサイ話でもなく、16年K-POPを愛してきた私が言うのだから本当です。※その話は別で展開中なのでよかったらお読みください。↓)

 

asami-yg.hatenablog.com

 

だから、大切なのは、私達が今すぐできることは、きっと「自分の意志でできることを楽しむ」ということ。それが推しがアイドルを選んだ意味に繋がると私は信じたい。

 

私のようにとにかく現場に行くオタクもいれば、茶の間でスミンを頑張る、接触のためにCDを積む人もいるでしょう。要は、形はどうであれ、無理なく、強要さることなく、自分が好きなように、推し活の時間が幸せに感じられるように、できれば自分が納得いくかたちで、推し活を楽しむことなんだと思います。(むしろそれしかない)

 

K-POPの世界では「推しは推せる時に推せ」がリアルで切実だから。

 

ファンが人生を振り返った時、「あの頃とにかく楽しかった~!」と思い出し笑顔になれる、人生が充実していることを感じられる事が、彼らがいつまでも素敵なアイドルとしてファンの中に残るということに繋がるから。

 

K-POP沼は初めてです。

どうやって推したらいいんだろう。

 

そんなDMを私にくださる方が時折いらっしゃいますが、

 

「推しは推せる時に推せ。」

 

を必ず付け加えて私は答えています。

 

そして、推し方や愛情に正解はないけど、この先ふと振り返った時に「彼らを好きだった時のあの特別で尊い感情」とともに、その楽しかった日々で心があったかくなれたなら、それはあなたの推し活が大正解で大成功だった証だと思います。

 

私はKオタ歴が長い分、推しとの突然の別れも何度も経験しているから、

だから、切実に「推しは推せる時に推せ」を信念にK-POPのオタクを続けているんだと思いますが

 

でも、それ以上に、彼らがいたからこそ国内外の色々なところへ行ったり、ステージに感動したり、たくさんの絆を得たから、私の人生は美しいたくさんの色で彩られている。

 

他人から見たらただの趣味?そうかもしれない。

 

でも、私は心から自慢できる人生を今歩んでいます。

 

これだけはこの世界に皆さんより少しだけ早く足を踏み入れた者として、K-POP沼に来た皆さんにぜひ伝えたいと常に思っています。

 

 

拙く主観バリバリの内容ですが、私の「推しは推せる時に推せ」その意味と推しの未来、今、そしてオタクの幸せはこのように考えました。

 

お読みくださりありがとうございます。

 

 

 

韓国のカムバとフルアルバム・ミニアルバム・リパケの違い

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韓国には正規(フル)アルバムとミニアルバムがあります。

現在の主流はミニアルバムを出して音楽番組で活動するというスタイル。


正規アルバムは1集、2集と呼び、ASTROで言うと、今回正規を出すとなると
2集になります。(1集はチョナヘ)

 
正規・ミニどちらもタイトル曲というメインになる曲を2~3曲決めて、音楽番組で披露します。
日本の番組のように一曲歌って終わりではなく2曲歌うのが今は主流。

 
前は音楽番組でタイトル曲で1ヶ月くらい活動⇒アルバムの中から別の1曲を選んで活動(後続曲で後続活動するという)ってかんじだったけど、今はカムバ期間もそのスパンも短くなってるのでカムバ1週間後に後続曲ステージ披露したりします。
(ASTROでは前回のBLUE FLAMEとKnockがいい例。ほぼ同時披露だった。)

 


ASTRO - When You Call My Nameㅣ아스트로 - 내 이름을 부를 때 [SBS Inkigayo Ep 1047]

※タイトル曲は正統派で勝負して、後続曲はただファンを喜ばすだけのこんな仕上がりで披露なんて場合もw 真逆のコンセプトで活動するのは分かりやすくて最近のアイドルがよくやるパターンですw

前回のラキちゃん作曲曲を披露したのはいい使い方だったよね!(ラキペン)


正規・ミニの他、リパッケージアルバム(リパケ)という
既存アルバムに数曲プラスしたものを出すこともあります。
そして後続曲を同アルバムでなく、リパケの新曲から後続活動に使うこともあるけど、
最近は金がある事務所や大手、売れっ子、自作ドルしかやらない印象です。

 
尚、カムバはファンにとって一番の楽しみで、我々はカムバを常に求めていますが、
バンバンカムバしない(できない)のにも理由があって、


カムバは金が超かかる。

 

音楽番組に出る=事務所は資金がかかる(1回最低100万はかかるってどこかで見た)

ちなみに音楽番組のステージ装飾も事務所がやるので、資金力の違いはステージにも如実に出ます。
金持ち事務所のめっちゃクオリティ高いステージを見かけたら金かけてるー!!って思っていいです。


つまり、カムバ活動は資金なくしてはできぬもの。

だから、アルバムで実績が出ないと早々にカムバ活動を切り上げる場合もあります。(シビア 涙)

(尚、前回のASTROカムバが2週目くらいで終了しちゃったのは、ウヌさんの梨泰院問題のためか音源不調のためかは正直闇に包まれたまま…ただ、アイドル業界は色々気をつけないとカムバにもモロに影響が出るかもしれないっていう改めて人気商売だってことをアイドル達にもファンにも高い勉強代になったよね(小声))


だからカムバで失敗するのは結構致命傷を負うので、「ミニアルバムでの短期活動」が事務所にもリスクが少ない。

 

特に音源が弱いと言われている特にボーイズグループでは、
ミニ+カムバ活動のサイクルを早めて、金になるリリイベ付音盤販売をするというのが今の主流です。
(音源やデジタルシングル出すだけでは赤字です。
私も詳しくないのですが、流通社だけ暴利を取って、音源製作社や歌手は赤字。
歌手に帰る分け前は5%もならないそう。)

 

また、正規アルバムは製作期間がかかりブランクがあく。
K-POPはブランク(活動しない)=ペンが離れます。(日本のアイドルオタクみたいにペンが待ってはくれないのよ。)

だから、本当に4年カムバしなかったBIGBANGとかを除いては、
人気グル―プでもミニアルバムをどんどん出して間を空けずに活動し続ける傾向にあります。


また、収益面でもリスクが大きいため
製作期間と製作コスト節減は重要で、
ミニのほうが販売不振でアルバムが失敗した時の負担も最小で減らすこともできる。
(ファン離れ覚悟で時間かけてフルアルバム出して失敗したら…致命傷でしかない!!涙)

 

以上がカムバの活動の軸とバックグラウンドの簡単な説明です。
ただ、時代はどんどん変わってるので…また色々主流が生まれるかもですが。


ここからは私の見解ですが、サバイバル番組の流行なども相まって
K-POPアイドルがどんどんデビューしていて、グループは飽和状態。
音楽番組の出演枠は限られており、やはり大物人気グルは需要が大きいし、新人は音楽番組に出たくても出れないケースも多々あるそう。

おまけに事務所も細分化していて、1つの事務所に所属アイドル1組なんてのもザラだし、
事務所にも体力がないから、
そんな状況ではカムバに慎重になるのは仕方ないよね。
ミニアルバムは、日本でいうところのシングルなんだって。
だから、フルアルバムどころかリパケなんて本当ブランドだなー!と思います。

でも、韓国のアイドルって実力あって上手な子たくさんいるから、本当みんな陽の目を見てほしいです!!